桜餅と道明寺粉

なんとも恥ずかしいが、桜餅は2種類あると知ったのは35歳になって。

チョコレートや生クリームが苦手なわたしは断然和菓子派。

それなのに桜餅が2種類ある、このピンクのクレープ見たいのはなんぞや?と気づいたのが35歳。

食べ盛りの小学後半から札幌で育ち、

北海道で桜餅といえば道明寺しかなく(店頭でも桜餅と名が付けられており、道明寺という名があるのも

35歳まで知らなかった)、素甘、うぐいす餅、べこ持ち、草餅が和菓子の定番。

甘〜いあんこがしょうしょう苦手なこともあり、道明寺のしょっぱい桜の葉が甘味とあい混ざって

好きだったのだ。

昨日、そろいいかしらね?と虎屋の和菓子を除き込むと、どれもこれも食べたくなり、

でも2個しか買わないと包装紙代の方が高くなってしまうものね、それではお店に気の毒だしと、

日持ちがしないと知りつつ4個は買って帰宅。

さすがに一人の時の4個はちょっと食べる配分を気をつけないと。

昨夜は夕食後少したってから季節の花びら餅をロゼスパークリングでパクリ。

ほんのりゴボウの香りがとても飲み物と合って思わず美味しいと漏らしてしまうほど。

そして今朝はお待ちかねの道明寺を珈琲でパクリ。なんて春を感じるお菓子なのでしょうと感動。

続いて桜餅、品のよい餡と甘さ。

それにしてもお寿司、お茶や和菓子、日本の食文化は文化と鎖のように寄り添って歩んできたのだろう。

私はなんて繊細で美しい国に生まれたのでしょう。

ありがたい。

ありがたい。