私が住んでいる久我山に久我山神社がある。
そこには「この石を持ち上げれた人は・・・」と書かれた札があり
近くにびくともしなさそうな大きな石が置かれてある。
どうやら昔にそれを持ち上げた人がおり、あなたも試しに持ち上げてみて、ということのようだ。
先日、松山の温泉街に行った時に同じように「この石持ち上げた人・・・」と札が立っており
久我山の石よりふた回りも大きな石が置かれていた。
昔は怪力がまるで神様の使いでもあるように称えれていたのだな。
昨日、テレビを見ていたら片手に20kgの重い荷物を両手で持てるようになる方法というのをやっていた。
挑戦者の女性は最初は持ち上がらず、そこへ合気道の先生が女性に体の芯を整えさせると
今度はなんと楽々持ち上げ、歩くことまで出来るようになった。
身体に芯を通すととてつもない力が出るそうだ。
そういえば大学で背筋力の記録を長いこと保持していた父が昔言っていた。
「怪力というのも、一つの知恵なんだよ。力を使うのは頭と関係があるんだ」
父は芯の話はしなかったが子供だった私は父のその話を聞いて深く頷いた。
その後、私は中学一年生で背筋力の記録を作った。
父よ、これは遺伝ではないか?
いや、芯ですよね?