スザンヌ・ランラン

その愛らしい名前を見てどんな人かと調べてみた。

その人物はランランからは想像し難い鋼のような人だった。

彼女は初のテニスプレイヤーなのだ。

病弱な娘の健康にと父がテニスを習わせたのがテニスとの出逢いなのだが

そんな病弱さは微塵も感じられず勝利を手にし続ける。

そんな彼女が一度だけ棄権した全米大会は止まらぬ咳が理由だった。

彼女はその後もプロとして勝ち続けるのだが39歳で亡くなってしまう。

白血病だった。

いつから発病していたのだろう。

短い人生を打ち勝ち続けたMISSスザンヌ。

生き様を残す人生はそうできるものでは無いけれど

渾身を込めた一球を打つのは出来なくもない。

打ったことがあるだろうか?

何度あるだろう?