心折れる 

先日のオリンピックでも選手の口から「心折れそうになった」と言う言葉が出ていたが

私はあまりその言葉は好きではない。

最近よく耳にする「心折れる」は諦める、挫折といった心境を表すようだが、本来は「気持ちを相手側に曲げる」と言う意味だった。

昔は折れる、気持ちを曲げて相手側に合わせる。つまり打ち解けたこと、心が和らぐという意味で使われていた。

それが時代とともに気弱になるという意味合いに変化し使用されるようになったらしい。

私はこの心折れるという言葉を聞く度に思う。

心など折れる筈がない。

心そのものは自身がポキッと折れる心を架空に想像し作っているに過ぎないと。

気弱になる意味合いで頻用されている現代、

おい、大丈夫か?