夫婦別姓のこと

 ここ数年、夫婦別姓の議論が続いていますね。

昨日のニュースで、夫婦別姓が法律で認められたら婚姻しようと考えている人が5割以上もいると言っていました。

そんなにいるのかしら?と懐疑心で見ています。

わたしの経験から感じるのは社会(世間)が成熟しているかどうかという問題も大いに関係すると思います。

かつて、夫婦別姓で同じ会社で仕事をしていた私は、これまでに何度かムムムな思いをしたことがあります。

例えば、メールのやりとり。相手のメールの丁寧さが違ってきます。

クライアント様と対面でする夫婦での名刺挨拶。主人とわたしの関係を疑ってきます。

出張で夫婦で一部屋のホテルを使用し、後にクライアント様にホテル代を請求するときも

一部屋に2人で泊まったの?という感じに見られます。

それが東京より、地方へいくと露骨に感じることに出くわします。

随分前になりますが、夫婦別姓で仕事をしているわたしと主人とで合宿所へ出向いた時、

仕事を終えてからそのクライアントの方と食事をすることになりました。

その目的は、わたしと主人との関係確認。

そう感じ、とても食事など美味しく思えませんでした。

日本にいてわたしが子供の頃から強く感じることは、どこの生まれ?素性は?どんな暮らしをしてる?など、異常に人のことに首を突っ込みゴシップにすることが多いことです。

今問題になっているSNSの在り方も、ゴシップネタが多いのではないかしら。

そういうゴシップがいじめにも繋がっていることを思うと、

親の躾・教育はとても大切ですし、大人達、社会人の在り方など、問われるのではないかと考えています。

そうした社会で夫婦別姓が成立すると、やはりムムムな思いをすることは変わらないのでは?と思えて仕方ないのです。