「やりたいのだけど、なんかできないんだよね」
「したいこと、他にあるんだけど」
随分昔の私、
こんなことを思う日々がずっと続いていた。
じゃ、何したいの?と自分に問うと、モゴモゴと口籠る。
したいことって何?
何やりたいの?
才能は?
夢とは?
しまいには、神様はわたしに何をするように生をあたえたのだろう、とになる。
何もしていない自分と何者にもなれるかわからない不安と焦りで何をしてよいのか迷う日々。
焦り、迷い、悩みとメルーゴーランドのようにぐるぐるしていると気持ちが悪くなってきて
とうとう大学生の時に自家中毒症状がでた。
だめだこりゃ。
頭でっかちで何もしていないから気持ち悪いんだ。
そう思うと、興味をもったことを何でもやればいいじゃない。
迷うこと?迷う必要あるの?
死ぬわけじゃあるまいし。
さぁ、やったやった。
やりたいと思うことを大事にしはじめた。
頭でなく心で感じる。
そうしてぐるぐるの自家中毒から脱出することができたのだ。
だから人に「どうしたら?」と訊かれると心の中で、
「あなたも自家中毒になるくらい考えてみるといいですよ。結局やらないとそこから抜け出せませんから」と思う。
自家中毒になるくらいぐるぐる考え、そして真剣な人は必ず抜け出せる。
私の持論。