昨年末から変な兆しがありました。
夢に無数の彩り鮮やかな綺麗な羽をもつ蝶がドアを開けるともう抱えきれないほどこちらに舞ってくる。
わたしはその蝶のすき透ような綺麗でふわっと浮かぶ様がまるでシャボン玉のように見えて
思わず両手を差し出し、救いあげようとしました。
そんな夢を見て以来、日々に幾度も蝶を見かけるようになり
年明けて間もなく、仕事上、黒子に徹するように黒の服ばかり着ていたわたしが
なぜか鏡に映る自分が酷く黒が不似合いに感じられて、あれ?何か変わったかも?と思いました。
よし今年は黒の服は買わない、極力着ないでおこうと決めたのです。
するとあれよこれよと色のある服が欲しくなり、まるで永らく色欠乏症だったかのように色を求める日々がはじまりました。
もう年齢が、これは恥ずかしいのでは?などのアンテナは皆無です。
着たい色、着たい形、あれこれです。
鮮やかな色や好きな形に体を包んでいるうちにわたし自身がどんどん変わっていくのがわかりました。
蝶のようにこれから大空を舞うのかもしれません。
これまで黒のサナギでしたね。
成長過程で悲しい思い、辛い思いをした分、いつの間にか地面に落ちたり、風に吹き飛ばされないようにたくさんぐるぐるロープを巻いていたのでしょうね。