散歩

 

あれこれ考えていたら就寝前に知恵熱がでた。

おでこがかなり熱い。

うつらうつら熱で意識が遠のくが意識が切れぬまま寝ていたようだ。

ある時間がきて自分の身体から抜け出しはじめた

それでも知恵熱のある頭だけが重くて枕に埋まって離れない。

頭を残して身体から離れていく。

これはまずいと呪文をとなえると浮き始めた身体が浮くのをやめた。

すると知恵熱はますます熱くなり私は気を失った。

朝が来ても熱は冷めていなかった。

どのくらい散歩したのだろう、私。