無薬の日々

連日大雨という東京の天気予報を横目に、連日快晴という札幌へ帰省した。

父が長年手がけている畑の野菜をたんまり頂戴し

その辺りの畑で採れたスイカとメロンをいただき、

贅沢な食材を余す日々を過ごして1週間ぶりに夕刻東京へ戻ると電気がつかない。

支払い未納?なわけもなく

玄関にある電気の分電盤を開けると幾つかブレーカーが切れていた。

ふと高級バターと氷が冷凍庫にあることを思い出し駆け寄ると

「遅かったねぇ、ギリギリよ」と言わんばかりにバターも氷も汗をかいている。

夜に帰らず良かったと胸をなでおろした。

その日からまた少しずつ食材を買う日々がはじまり有薬な日々になっている。