パブロフの犬

困ることがある

それは「はやくはやく」の声に従って無意識に仕事をすることがあること。

心ここにあらずなのだ。

後天的習性の”パブロフの犬”のごとく、急がしいスイッチがONになると無意識にしていることが増える。

もともと急かしないことが苦手の左巻きの脳なので自分のペースでないと心が入らない。

わたしが園児の頃から母は「はやくはやく」となんでも急かした。

当時はわたしは両利きだったので、どちらで書こう、どちらで切ろうとその都度の感覚で変えていた。

すると母がはやくしなさい!と鬼の形相でしかるのだ。

「はやくしなければいけない」という種がわたしの中にでき、

部活の新体操をしていた時の指示命令に種が反応して芽が出、

広告代理店時代の秒読み仕事にすっかり枝葉ができたと思う。

その後、立ち上げ&立て直し仕事ばかりしていたので暇なはずもなく

仕事がキャパ以上になるとスイッチが入り、

やりこなしているだけで心まで入っていないという状況になる。

もう何度も経験してきたことだが

ここ最近、急がしいことはやりたくないと拒絶反応がでてくる。

何故なら心が入らないとそれなりの仕事になってしまい、わたしの心にも栄養が入ってこない。

死ぬまで仕事をしたいと思っていてもあと50年できるわけがない。

それなのに心が入らない仕事などしてよいのかと思うこの頃。

はてさて、何を前にするとわたしはヨダレをたらして喜ぶか。

心が食べたい栄養はなんなのか、

今日はそんなことを考えて自分ペースで仕事をする日にしようと思う。