志事

まるまるのみずみずしい生を入れた器が

歳月を経て萎んでいく

萎みながら縮みながら

色を帯びながら

手のひらに乗るほどに

生を入れたまま

地球のかけらほどに

小さくなっていく

それなのに

生がこの星でした志事は

はかれないほど美しく大きくみずみずしい

そんな志事をできるように器を使って

生のあるうちに

しごとしたい。