100年

先週、危篤でいつ死んでもしかたない状況ですと母は医者に言われ

ちょうど里帰りの予定だったのでわたしは100歳の祖母の死に目にあうのかと

タイミングよいやら、ずれてほしいやらの複雑な心境で帰ってきた。

今日、半年ぶりの祖母の入院する病院へ行くと

酸素マスクを外された祖母が自力で肩で大きく息を吸っていた。

ツヤツヤの頰を撫でてみた。

わたしの倍生きた人なのに、わたしよりもパンと張っている頰がおかしかった。

そして、祖母から生命力を感じた。

100年生きる。

それはできそうでとても難しいことだと思う。