湯気の微笑み

今年になって夕暮れの銀座を歩いていない。

毎月の日課の焼き鳥屋も、寿司屋、鰻屋も行けていない。

何をいってるか!としかられそうだが

今年はまだ一度もないなんて酷すぎる。

でも行ける時間が作れないほど忙しくなっている。しているというのが正解?

よいのかわるいのかだが

先週末から左耳の調子が悪く、

今朝は熱っぽい。

鍼灸の、整体も、ニンニク注射も今週はしているというのに、

あーこれが老化というものなのかと恨めしく

午後からの外出がなければベッドにダイブしてふて寝(何にふてるのかわからないが)したい思いだ。

そこへピンポンと頼んでいたケメックスのコーヒーポットが届いた。

この10年ほど買うか買わないか迷っていた物である。

早速コーヒーを淹れていると何だか愉しくなってきた。

ポットのお腹あたりにあるデベソみたいな丸いポッチはなんだろうとブローシャを読むが書いていない。

それはさて置き、淹れたてのコーヒーを飲んでみた。

美味しい。

飲みながらケメックスから立ち上がるコーヒーの湯気を眺めていたら

先ほどまでの知恵熱が冷めてきたようだ。

朝から仕事したので知恵熱が出たのかと自分のキャパの狭さに苦笑しつつ

ほわわん、ほわわんと昇る湯気を見ていると今自分に最も必要な物を感じた。

「のんびりすることだな」

だから今朝は旅行している夢を見たのだろうか。

でも中国だった。

それはのんびり出来ないだろうからpass。

さてこれから我が家のにゅーよーくに行って外出の準備でもするとしよう。