ご馳走

一昨日の検査の結果をききにいってきた。

前日受けた鍼灸のだるさが身体を包んでいたので

タクシーで検査をききに行きたい想いと葛藤しながら、

ほれほれ頑張れと鼻先に自ら人参をぶら下げ電車で向かう。

「陰性でしたので癌になる可能性はありませんね」と主治医が告げた。

私は今回の再検査で心配をかけたくない人に心配をかけていたが

ごめんなさいと思う想いはあっても、どうしよう陽性だったらという不安は微塵もなかった。

私の人生としてここで陽性とでると人生脚本が随分粗雑じゃないか!と神に怒るところだが

陽性でも治療はしないと決めていたからなんら変わらないという意味で不安はなかったのだ。

ならば何故検査するのだろうと摩訶不思議な自分の行動を思うがそれに関してはまた今度。

さて、陰性という結果用紙を持って一杯祝杯でもあげたいと思い近場のレストランなどをインターネットで調べたが15時近くではどこもクローズである。

この気分に合う食べたい食事・・・しばし考え自宅ですき焼きを作ることにした。

わーいと心踊らせ買い物をして家路に。

帰宅し買い物袋の中身を出しながら、ない、ない、ない、そうだ買い忘れた。

主役のお肉を。

鍼灸のだるさが一気に吹き飛び食欲が目を覚ました。

何やってるのよーと自分の抜けさにポカリと頭を叩いていると昨日仕事で発注していた商品の書き漏れが浮かんできた。

オーマイゴッド。

チッキンに食材を広げたまま、慌てて書き漏れを発注先に電話し伝える。

皆さん手際よく対応いただき事なきで済んだ。

いつも何かが胸騒ぎとして教えてくれる。

今日は買い忘れの肉のお陰で頭を叩いたことが思い出させてくれた。

さ、いろんな意味で感謝して今夜は肉なしのすき焼きのご馳走をいただくことにしよう。