子供の残酷

子供が何気なく放った言葉が心にトゲのように残ることがある。

まして言われた自分も子供の時は。

私はかつて自分に自信など抱いたことはない。

人より優れていると自負したこともない。

いつも未達で不満足でダメだししていた。

私が目差す相手は他人ではなくいつも自分だった。

だから苦しくて仕方がなかった。

「憧れの女性はいますか?」

冗談じゃない、人に憧れてどうするの。

そう思っていた。

今では懐かしいその思考。