気がつくと

季節が変わり11月も半ばを過ぎている。

10月は10日間も自宅にいなかった。

まさに旅烏である。

冬までにショートヘアを伸ばして帽子を楽しみたいと思っていた私は

春過ぎからコツコツ伸ばし始めた。

11月に入りやっとショートボブにできるようになり

嬉しさもあって通りすがりの帽子屋さんであれこれ被っては

大きな帽子箱を担いで帰る日が度々続いた。

収納にかさばってくる帽子箱を横目に

なぜ帽子が好きなのかと自問自答する霜月の夜である。