節分

今日は節分。

お正月の次に好きな日で、実は自分の誕生日よりもワクワクする。

そんな東京は朝から陽射しもあり、終日気持ちよくいたが外気温はどうやら寒いらしい。

早い内に豆蒔きをしようと

朝、お風呂で体を清め、熊手様と七福神様にお供えとお神酒を置き

さて、豆まき開始。

「鬼わ〜外〜」と豆をまき

「福わ〜内〜」と豆をパクリ。

そう、今年から福の豆は蒔かずに食べることにしたのだ。

今朝のお風呂で思いついたルールで、特に他の知恵、知識からではない。

蒔かなければ後片づけも不要で、尚且つ福が身につくではないか。

福を食べ、その者が棲んでいるのなら、そこに福が来るであろう、ということだ。

くまなく家のドアや窓を開けて豆を蒔く。

上から手を振りおろすほうが鬼を退治する感じだなと

あれこれ蒔いて、自分の口にも放り投げる。

「豆っておいしいな。これで日本酒でも一杯。いやいや、まだダメでしょう。

お天道さまは真上に居るし」と心の中で押問答する。

明日の立春を前に、陽も空気もいつもより春めいて身体はウキウキしている。

ダメダメ、夜まで晩酌は禁止ですよ、

とまさに節度をわきまえ、分をはかる日であった。