人気のハンディ掃除機を使っている。
手軽だし良く吸ってくれるので、毎日掃除機をかけている。
何より充電式でゴミをポイっと捨てやすいのも魅力。
ゴミもどこまで溜まったのか、外からゴミ袋を触れられるので
なんとなく袋のいっぱい加減がわかる。
しかし最近、吸い込みに勢いがない。
ゴミ袋を外から触るがまだまだ余裕がある。
「ちゃんと働いてねー」と叱咤激励し蓋を閉じる。
ぶぅー
音はするが私にも見える大きさのゴミさえ吸わない。
「なんだ、なんだ、手で拾った方が早いじゃないか」
何があったというんだね!とゴミ袋を外すと
もうお腹いっぱいで苦しいですぅと言わんばかりにゴミが袋から溢れてきた。
袋の中はホコリなどの小さなゴミで糸玉のようになっている。
パンパンでないと思っていたけれど、パンパンだったのだ。
ゴミ袋を交換した。
ブゥウー
元気な感じが伝わってくる。
なるほどね、一見ではわからないけれど、溜まっていては吸うものも吸えない。
そういえば、昔、授業で幹中虚というのを習ったな。
「人は中に溜めていては新しいものは入って来んぜよ」。
人間のゴミ出しは自分で気づかないといけないのよね。