馴染みの店

昔から行きつけの店があるのと無いのとでは人生の豊かさが違うと思う。

こちらが年を取れば店側も年を取り

共に生きている感じがある。

店は店主、従業員すべて含めてのことで、何かが欠けては行きつけとはならない。

「痩せましたね」

「最近ご無沙汰ですね」

「お待ちしておりましたよ」

などなど、声を掛けていただけると、あーこの店と出会えて本当に有難いと思えてくる。

ましてその店が胃袋を潤してくれる食事処か旅館になると想いも増すものである。

小洒落たレストランでは店はあるけど従業員が変わったり

通ってもいつまでも馴染みにはなら無いことも多い。

馴染みの店の存在に誠に感謝申し上げる。