本を書いたら

先日、友達に私のある過去の話をすると

「あはははは、もう面白いよ!ねぇ本にしたらその話。又吉よりずっと面白い」と言われた。

過去にもこちらが辛い日々の体験話を友を激励するつもりで話したら

「カオラインがそんな経験していたなんて誰も想像できないね。それよりそんな経験する人はいないんじゃない?」と友人は涙流し笑い転げた。

そしてこの間、遊びに来たある友人に話したら

「ねぇねぇ、そんなこと普通の人は経験しないよ。すごく面白い話だから本にしたら?」と言う。

いやいや、私の過去の話など墓場まで持って行くつもり、と言いかけた時、

いやまてよ、墓場にも持っていけないんじゃないかと気がづいた。

私だけが入っている墓じゃないし。

やはり墓場に入る直前に吐露し、身綺麗になってから墓に入った方がよいのではないか、

そんなことをふと思ったが、あれれ、確か私はずっと絵本を書きたいと思っていたのに

これでは随分路線が違うな。