さよなら叔母へ

昨夜2時に、北国にいる63歳の叔母が天国へ旅立った。

昨年末に危篤になり、持ち直して自宅に帰ったと聞いていたが

肺炎をお越し、入院していたのだと母から聞いた。

まさか、こんなに急に会えなくなるとは。

わたしは叔母との思い出は少なからず高校生位迄はたくさんある。

子供の頃、叔母の勤めていた赤ちゃんの用品を販売する会社へ立ち寄った記憶がある。

赤ちゃんが好きで、なかなか結婚しても子供を授かることができず、

やっと出産した後は、身ごもれない身体になった。

母の5人姉妹の一番末の叔母。

祖父母の元で叔母は甘えて育てられていたのが

わたしからも見て取れるほどだった。

今でも亡き祖父が「かずちゃん」と呼んでいた声を思い出せる。

わたしの母は74歳、

叔母といってもわたしとは15歳しか離れておらず、

思春期の頃のわたしには母よりずっと自分に近い存在に感じたものだ。

せめてありがとうと言いたかったのに、

言えずに別れるのはあまりにも寂し過ぎる。

3月の旅立ちなのか。