NHKテレビ「マッサン」を見ていたら自分の幼少時代を思い出した。
小学校一年生の頃から「外人!外人!」と同じ歳の子供に言われ、
執拗に追い回され、逃げるのに邪魔だからと大事にしていた縄跳びさえ放りだしたことあった。
転校が多かったのでいじめられる環境もあったのかもしれない。
子供は平気で意地悪なことを言う。
「子供のころに目が大きいと大人になると小さくなるんだって」
「カオライン見たいな顔に生まれると長生きできないらしいよ」
枚挙にいとまがない。
それが切っ掛けで自分という存在、他人との違い、地球で生きることについて8歳のころから毎日考えるようになった。
ペタリと吸盤のように貼付いていた親への安堵な想いも、少しずつ剥がれていく自分を知り「こうして親から離れて一人で生きていくのものなのか」と感じ始めた。
靴に硝子片、本への落書き、無いことの噂、中学生の頃にはエスカレートしていた。
わたしは一人で自分を抱えきれなくなり、やじろべいのようにやっと保っていた。
子供でも言ってはいけないこと、してはいけないことがある。
それを教えるのはやはり親だと思う。大人達だと思う。
生まれてきた神秘、広い宇宙と地球、慈しみ、尊ぶこと、
子供だって学びたいと思っているのではないだろうか。