中学2年生のころ、友人との会話で「あなたは八方美人だから」と言われたことがある。
初めて聞くその漢方薬のような単語を辞書で引いた。
「誰に対しても如才なく振る舞うこと。またそのような人」とあり、比較的あまりよい意味に使われないとあった。
私は人に嫌われるのが嫌だというより、悪口言ったり、言われたり、聞いたりすることが苦手だ。
悪口を言っている時の顔は鬼のような形相だし、言われるのは寂しくもなる。
聞いたりしても愉しい訳もなく、切なくなる。。。。
転校、引っ越しが幼稚園の頃から多かったためか、私は一期一会のような感情が強いのかもしれない。
そういう一期一会はそもそも茶道に由来することわざで、『あなたとこうして出逢っている時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのもの。だからこの一瞬を大切に想い、今出来る最高のおもてなしをしましょう』という千利休の茶道の心得。
私はおもてなしはできないかもしれないが、八方へニコニコできる心の平和の人になりたいと想う。