
生き方に影響を与え、何度も読み返す本はたくさんあるけれど、旅に1冊だけ持って行けると言われたら迷わずカモメのジョナサンを選ぶだろう。
高校卒業してどうやって生きて行っていいか解らなくなり
自分に自身も無く、信じれず、回りのイメージと本当の自分とのギャップで大きな壁が立ち始めた大学1年の春、大学の図書館でジョナサンと出逢った。
薄く小さな本だが深く広大な世界がそこには在った。
日々の暮らし、糧の為ばかりに生きなくていいという、
自らの飛び方にこだわっている生き方でいいという、その本に本当に救われた。
「私はこのままでいいのだ!」
先日、作者リチャードバックが「カモメのジョナサンの完成版」を出版したことを知り、
驚くとともに読みたい、でもENDを知りたくないと複雑な心境ながらも買い求めた。
でもまだ読めなくて。
まずは読める自分になるのを目指そうと本を横目に思うのだ。