
記憶では8歳のころと思う。
母の姉妹の古着を着るようになった。
長女の母をいれて四人姉妹だったこともあり、実家の押し入れの茶箱にはオーダーメイドの洋服がたくさん入っていた。
同時に見たことのないようなハンドバッグや帽子もあり私はすっかり魅了されていた。
その影響かアンティークショップや古着屋さんが好きでよく通っていた。
大人になってもクラッチバッグを見かけると使用するには不便な大きさと思いつつ、ついつい買ってしまう。
ハンカチとお金、口紅、鏡と香水。
それでけで十分。
クラッチバッグはちょっとした心の断捨離になるのだ。
だがクラッチバッグを収集してしまうのが厄介なのだが。