
お薦めいただき読んだ「アンのゆりかご」。
赤毛のアンの翻訳者で知られる村岡花子さんの生涯をお孫さんがまとめた本である。
まったく知らなかった花子さんの人生は読み進むと翻訳者というだけではなく、ある激動の時代を一人の女性が生き抜いた信念と情熱をまざまざと感じずにはいられなかった。
そして同じ激動時期を互いに励ましあった友情。
国境を越えた学び。
時代が人を作るのか、人が時代を作るのか。
カナダのプリンスエドワード島を舞台にしたアンの物語りとは対象的過ぎる花子さんの一生。
生ききったのだなと思えて成らない。