今日、あるグラフィックアーティストの会場で男性に声をかけられた。
「あのー 失礼ですが、もしかして札幌に住んでいたことは無いですか?」
その男性はじーっとこちらを見ているが私には見覚えが無い。
確かに住んではいたが、何て返したらよいのかと思いながら「あります」とだけ応えた。
すると男性は続けて「○○会社に居ませんでしたか?」
「(驚!)はい、おりました、1年程・・・」
「私は△△の会社にいたものです」
「あーグラフィック会社の」会社名で社長は目に浮かぶが目の前にいる人を思い出せない。
「もう25年前になりますね。よく私に気づかれましたね!」と私は思ったことを言った。
「ちっともお変わりないですから」とその背の高い男性は応えたが、その男性がお変わり過ぎて、私はまだ思い出せない。
「そんなことないですよ、25年経っているのですから。でも気づいてお声かけてくださり、ありがとうございました」と私。
「札幌も大変な状況ですが当時の働いていた方は数名まだいるんですよ」と彼は名前をいくつか言った。
いち早く退社しそうなタイプの人が未だ27年も同じ会社に働いていると知り驚いた。
四半世紀。
そんなに同じ会社に勤めることなど私には到底できない。
小さい街ゆえに同じ人とばかり会う日々。
あれこれ道を変えて生きて来たけれど、今日25年前の私と変わっていないと言われ
少しおかしな感じがした。