憧れの卯波

その存在を知ってから、いつか女将さんに会いに行きたいと思いつつ、時間にあぐらをかいていたら女将さんが天国に旅立ってしまった。

後悔。

いつもちらちら銀座1丁目の卯波(うなみ)のことが頭をよぎるが

きっと常連客でカウンターなどはひしめいているのだろうと想像し

萎縮していたら今度は今月末で閉店になるという。

偶然知った閉店。

今度こそ、実行せねばならない。

その今は亡き女将さんは作家丹羽文雄の「天衣無縫」、瀬戸内寂聴の「いよよ、華やぐ」のモデルになった俳人鈴木真砂女さんである。

天衣無縫を読みたくても改訂版すら見かけない。

せめて行く前に、いよよ華やぐでも読みたいのだが。

あと10日しか無い。

よし!