バトン

書くことも定まらずに過ぎたこの6日間。

仕事を退き、新たな仕事に就く

来月の引っ越しを決め、引っ越し先が決った。

ただひたすらに歩き続けたこの1年間。

遠くまで歩きたかった訳でもないのに、とても引き返せないところまで来て、

何が見たかったというより、ただ越えることばかり見つめて来た。

 

何度も靴を履き替え、何度も靴ずれし、だが山頂はなく。

行き交う車の音に都会の海原を感じてもそこに夢はない。

時は常に流れ過ぎ、再び巡り会うこともなく。

こうして、そうして過ぎ行く中で、

次がいつも待っている。

その応えの後ろに。

その想いの横に。

その足の下に。

その音の先に。

そうして、

いつも続いている。

何かに続いている。