生きているとき

寒い日が続きます。

子供の頃、吹雪く中を帰宅するとおばあちゃんがストーブで焼き芋を作ってくれていたり、

甘酒を作ってくれていたりと、

「寒いだろうから」という思いやりからくることをして待っていてくれました。

湯たんぽや行火(あんか)も寝る前に足下が寒くないようにという思いやりからの支度でした。

おいしいおいしいと焼き芋を頬張り、甘酒をおかわりしたことが懐かしく思い出します。

 しゅんしゅんしゅんとヤカンの湯気が立ち上り、のぼせ気味なストーブの熱さも恋しく感じます。

乾いた寒さの東京では得れなかった風情です。

昔の想い出がこの寒い夜に思い出すだけでも心温まります。

これかも生きているうちに温かい思い出を作りたいものです。