そうしたい

ホテルにチェックイン

何もしなくてよい時間がたくさんある

シャワー浴び、テレビをつけると映画紹介で観たかった映画がたくさん

急いでワンピースをかぶり映画カードを買いに廊下に出る

初めて買う映画カード、誰もいない廊下をスキップして部屋に戻る

夕陽が部屋を染めながら何度も飛行機が飛んで行く

飛行機のランプがくっきり見えるようになると

3時間の映画も丁度おわってまた違う映画を観始める

明日の朝、仕事早いけど・・・と頭に過るが今は映画が観たい

時計を見ないでおこうと決め

映画に引き込まれながら時間が過ぎる

楽しくて何も考えていなくてワクワクする気持ちだけがあった

途中お腹が空いてルームサービスをとる

何時に寝たかわからない

眠りについてふと目覚めると時計は4時30分を指していた

まだ早いと眠り続ける

目覚ましのベルがなる5分前に目が覚めた

いつもの睡眠時間よりかなり短い筈なのに頭がすっきりしている

今日は10時間労働だけど大丈夫かな?途中寝不足が足を引っ張るかな?と

いつもの思考回路が顔をだした

もうそういう思考回路いらないでしょとピシャリと打ち消す

よしよし

そんなものなのかもしれない

何時に寝た、だから何時間しか寝れない、明日の朝は早いから寝不足になる

そういう情報が本当のしたいことを邪魔する

仕事の当日、昼食時間も化粧室時間もとらず人生初10時間立ち尽くした

そうしたいという自分に従っただけ

座ると何かに負けそうな気がした

当然帰りは足がいたくて引きずっていたけど

自分の想いを古い情報に譲りたくなかった

そうしたい

それだけだ