この瞬間

わたしがこの地球で、この身体をもって、この名前を名乗れる時間はあとどのくらいあるのだろう。

 

この木々や、たくさんのさえずる小鳥の声、澄んだ空、眩しい陽射し、透き通る水は

 

わたしがこの地球にいる間もあるのだろうか。

 

宇宙は、地球はたくさん無償で与えてくれる

 

でも無限ではない。

 

ありがとう、と言葉をかけるだけでも木々は喜び、

 

水をあげるだけでも小鳥は生きる。

 

葉を愛おしむだけで空気は澄み、

 

太陽は輝きを増す。

 

少しの気遣いを大勢の人たちがすることで水は澄み続けるだろう。

 

それはこの瞬間、できること。

 

この瞬間にしか出来ないこと。