交換ノート

20代のころ、どちらが提案したかもう忘れてしまったけど、男性と交換ノートをしたことがあります。

同じノートに交互に書いていくのですが、男性が銀行の貸金庫の鍵をくれました。

その金庫にノートをいれて置くからね、というのです。

はじめて貸金庫を使用しました。

入り口そばにいる銀行の人、金庫内を監視するカメラ、引き出す長い箱、

どれもドキドキで、そこから取り出すノートに何が書かれているのだろうとまたドキドキして。

どのくらい交換ノートを続けたのでしょう。

その時のドキドキは今もありありと覚えています。

携帯電話もメール、パソコンも無い時代。

今の時代から見ると不自由な時代かもしれないけれど、その不自由さが

交換ノートや貸金庫という思い出を作ってくれた気がします。