雨安居 

日本語はなんて感情、情緒と関連した言葉が多いかと感嘆してしまいます。

そして、私の生きているうちにどのくらいの言葉を知り、愛用し、乱用し、最後に発する言葉は何かと思い巡らしています。

 

「雨安居」うあんご(うあんこ)

聞き慣れない言葉でしたが、意味を知って然り。

 

雨安居 (うあんご) =仏教で僧が雨季の一定期間外出せず、寺などにとどまって修行すること。

自然の生命活動が盛んになるこの時期、外を歩き回ると草木や虫を踏みつぶし、無用な殺生をするからという。

 

この無用な殺生をするこから、というのに心打たれます。

雨は降らずとも、日々の行ないで無用なことをして、人を悲しませたり、生き物を無視する様な

ことをしないよう気にかけることが今の忙しい時代殆どしていない気がします。

まずは心に無安居を作らなければいけないのでしょうね。