
日本の神々が出雲大社に集まり、諸国に神様が不在しているという神無月(10月)が終わり、
11月は霜月になる。
この霜月は「しも」が降りることから寒さが始まる月ということで「しもつき」と言われるとか。
又、食物月(をしものつき)とも言うらしく、私の解釈では「食べ物が豊富な月」ではと思う。
高い空に小魚の様な雲
絨毯のようなふかふかした落ち葉
色とりどりの紅葉
金木犀の甘い香り、涼しい夜風
どれもが美味しい食べ物やお酒を引き立ててくれる、そんな月が11月。
庭の落ち葉を集め、たき火した中にサツマイモを入れて、焼き上がるまで、秋の日差しをあびながら庭のイスに腰掛けてうたた寝したり、出せなかったラブレターを焼いたりしたことが懐かしい。
あのころの様に、葉っぱはそれぞれに焼くと香りは違うのかな?とか、
たき火の何とも言えない香り、
焼いたサツマイモのほっこりした感動など、
今の子供達に与えてあげることが無いのかと思うと、日本人特有の情緒感が薄らいでしまう気がして寂しい。
あなたの11月はどのようなものですか?