自然なこと、自然な味

札幌の両親からもぎたてのとうもろこしが届きました。

父が11年前、市内の山を購入し無農薬の畑で作っているものです。

北国の畑は忙しく、根雪が溶けるゴールデンウィークから土を耕し、肥料を撒き、種を植えます。

山には水道がないので、雨水を大きなバスタブ?に貯めて、

それをジョウロで撒く大変な作業をします。

「熊が食べに来るから、今年は早く収穫したので穂先まで粒が入っていないからね」と

母は電話で言っていたとおり、穂先の粒は小さいままでした。

札幌から中2日かかってきたとうもろこしの箱を開けたとき、

みずみずしい水滴を付けたとうもろこしは、

父と母が一生懸命ジョウロで撒いた水なんだ、と思い出させてくれました。

茹でたとうもろこしの粒はパシッとはり、ほんのり甘い自然な味でした。