ものを大切につかう 

静岡市内に丸子(まりこ:旧鞠子)という場所があります。

ここは昔、侍や商人が長旅の途中や、戦の後に身体を休めるところだったそうです。

じねんじょ(とろろ)は身体の調子を整え、滋養をつけてくれるということから、

この丸子ではとろろが盛んです。

今日は夏バテ防止にそのじねんじょで有名な「待月桜」という由緒あるお店に食事にいきました。

喧噪からは鳴れ、竹やぶに囲まれた空間と、離れに見える丸窓のお茶室、日本庭園が心を和ませます。

身体にやさしい食材で作られた数々の突き出しなどを口に運び、最後に麦飯にじねんじょをかけて食事がおわります。

その麦飯がはいった「おひつ」とじねんじょを擦る『すり鉢とおたま」は

大事に使われている使用感があるもので、東京では「古い!」とクレームが来そうな感じもしますが、ここ木の国でもある静岡では古くからある店ではものを大切に使っている様子をあちこちで見かけます。